◆第二章◆HTMLの基本
ホームページはHTML文書というテキストファイルに書いていきます。そのHTML文書で使用するマークアップ言語がHTMLです。
HTMLには、記述する上で基本的なルールがあり、それを覚えましょう。
※意味がわからない説明があれば飛ばして、6番の「HTML文書の作成と更新」を読んで
実際に書きながら覚えたほうが良いでしょう。
■目次■
1:タグとは?
2:開始タグと終了タグ
3:タグの属性
4:タグの包囲関係
5:基本となるタグ
6:HTML文書の作成と更新
★タグとは?★
- HTMLでは、「<」「>」でくくられた中に命令を書くことにより、文章や色、画像などをどのように表示
するかを定義します。この命令のことをタグと呼びます。
★注意点★
- タグは、必ず半角英数字で記述します。
- スペースも全角ではエラーします。
- 大文字、小文字はどちらでも構いません。
- タグを途中で改行して書かないようにして下さい。
↓例
- ほとんどのタグは、開始タグ(ここから)と終了タグ(ここまで)がセットになっていて、開始タグと終了タグに挟まれた部分の文字が
命令を受けます。
- 終了タグは、開始タグと同じタグ名で「<」の後に「/」を付けるだけです。
↓図の<B>は文字を太くするタグです。
<B>あいうえお</B> ↓ ↓ ↓ <開始>内容<終了> |
※終了タグが不要なタグ名もあります。第三章以降からそれぞれのタグ名のときに説明します。
★属性とは?★
★複数の属性指定★
- 一度に複数の属性を指定するには、次のようにします。
<font color="red" size="5">あいうえお</font> |
- 半角スペースで区切って記述します。
<タグ名(半角スペース)属性="属性値"(半角スペース)属性="属性値">となります。
- 属性の指定に順序はありません。順不同です。<font size="5" color="red">でも効果は同じことです。
- これを説明するときは、文字の色を赤にして大きさを5にする、といいます。
- 複数のタグを使用するときはサンドウィッチのように挟んで書かなければ正しく表示されません。
- ○<タグ名1>あ<タグ名2>い</タグ名2>う</タグ名1>
- ○<タグ名2>あ<タグ名1>い</タグ名1>う</タグ名2>
- ×<タグ名1>あ<タグ名2>い</タグ名1>う</タグ名2>
- ×<タグ名2>あ<タグ名1>い</タグ名2>う</タグ名1>
- ○<タグ名1>あ</タグ名1><タグ名2>い</タグ名2>
|
- 「あ」「う」が、タグ名1の命令を受け、「い」が、タグ名2と1の命令(タグ名2の命令が優先)を受けます。
- 「あ」「う」が、タグ名2の命令を受け、「い」が、タグ名1と2の命令(タグ名1の命令が優先)を受けます。
- 正しく表示されません。
- 正しく表示されません。
- この場合は、包囲関係になく、個々にタグの命令を受けます。
- HTML文書を作成するには、まず基本となるタグを入力します。
<Html>
<Head>
<Title>ブラウザのタイトルバーに表示されるタイトル</Title>
</Head>
<Body>
ここに本文を書きます
</Body>
</Html>
|
- <Html>〜</Html>がHtml文書で書くことを命令してます。
- <Head>〜</Head>をヘッダ部と呼びます。この文書の基本情報設定などを書きます。
- <Title>〜</Title>はヘッダ部に入力しブラウザのタイトルバーに表示されるタイトルを書きます。
お気に入りに登録したときや履歴にも表示されます。
- <Body>〜</Body>ブラウザのウィンドウ枠に表示される本文を書きます。
★HTML文書作成と保存★
- 実際にHTML文書を作成します。その前にホームページ作成の準備をもう一度読みましょう。
- テキストエディタを開きます。
- HTMLの基本タグを入力します。(わからない場合はこちらを参照)
- テキストエディタ(メモ帳)の[ファイル]→[名前を付けて保存]を開きます。
- 作成してあるhomepageフォルダに保存先を指定します。
- ファイル名「index.html」と入力して保存します。この名前にすることで、このファイルがトップページとしてブラウザに表示されます
- 保存したら拡張子がちゃんと「.html」になっているか確認してください。
- 保存されたファイルを開くとテキストエディタではなく、ブラウザで表示されます。
★HTML文書の更新と表示★
- HTML文書の更新とブラウザでの表示方法は以下の手順です。
- 作成したHTML文書を開きます。ブラウザで表示されます。
- ブラウザ(IE)の[表示]→[ソース]を開きます。テキストエディタでそのページのHTML文書が開きます。
- 内容を変えたら、[ファイル]→[上書き保存]で保存します。
- ブラウザに更新した内容を表示させるには、ブラウザの[更新]をクリックします。
※この更新の方法だとブラウザでどう表示されているのかを確認しながら、
HTML文書を書くことが出来ます。