◆第一章◆ホームページ作成の前に
まずここで、ホームページを作る前に知っておく必要のある、最低限の知識を紹介します。
知っていることも多いかも知れませんが、重要なことも書いてあるので一度目を通して見てください。
■目次■
1:無料で出来る秘密
2:ホームページ作成の前の準備知識
- 類義語を整理しよう
- ホームページが表示されるしくみ
- ホームページの大まかな構成
- ホームページ公開までの流れ
3:ホームページ作成の準備(必須)
- 類義語を整理しよう
- ホームページ作成に必要なもの
- ファイルを収めるフォルダを作る
- 拡張子を表示しよう
4:どういうホームページにするか?
- テーマを決める
- 浅く広い知識は無意味
- 人にわかりやすいサイト構造分類
★無料でホームページ作成★
- パソコンがあれば、ホームページを作成するのに特別なソフトを買う必要はありません。
- ホームページとは「HTML文書」と呼ばれるテキストファイルで出来ています。
テキストファイルとはWindowsに付属する「メモ帳」のようなテキストエディタで作成します。
HTML文書とはテキストエディタにHTMLと呼ばれるマークアップ言語で記述したものです。
HTMLを記述するには、知識さえあれば他になにもいりません。
- HTMLと同様のスタイルシート(飾り付けに必要)、JavaScript(動きのある画面に出来る)なども
HTML文書に追加して書くだけなのでお金はかかりません。
★無料のサービスを利用する★
- ホームページを公開するために必要なスペースも無料で貸してくれるサイトなどがあります。
また、多くのプロバイダでは契約ユーザーにサービスとして、無料で公開スペースを提供しています。
しかし、ほとんどの場合はその公開スペースに広告が表示されてしまいます。
理由は、その表示している広告収入によって無料というサービスが成り立っているからです。
- ホームページに設置する掲示板や日記やアクセスカウンターなども自分で作るには高度なプログラム
技術(CGI)が必要ですが、それも無料で貸し出してくれるサイトがあります。
- 「厳選リンク集」に掲載してます。
★類義語を整理しよう★
厳密には違う用語でも大体の場合は同じ意味を指している紛らわしい用語をここで整理しましょう。あまり深く考えないのがコツです。
紛らわしい用語は主に
アクセスして最初に表示されるページ、つまり入り口のページがトップページ、ホームページ。1つのURL全体のページがサイト、Webページ、ホームページとなってます。
当サイトでは呼び方を下記に統一します。
- アクセスして最初に表示されるページをトップページと呼びます。
- 1つのURL全体のページをホームページ、サイトと呼びます。
ホームページ、サイトの用語の使い分け方は主に、ホームページは、自分のサイト。サイトは、他人のホームページ。と文章の流れ的に使い分ける事があります(全部ではありません)。
- 単なる1つのページをWebページまたは、ページと呼びます。
★ホームページが表示されるしくみ★
ホームページのデータは「
サーバー」と言うコンピュータに保管されており(逆に言うと保管されていないと閲覧はできません)
、インターネットに接続されたパソコンからの要求に応じてデータが送信されます。
データを閲覧する要求とは
URL(アドレスとも呼びます)のことです。URLとは、データが保管されている場所を示します。
URLの構造は以下の通りです。
[http://www.aaa.bbb/ccc/eee/index.html]と言うURLがあるとします。この場合は、www.aaa.bbbというサーバーのcccというフォルダの中のeeeというフォルダの
中のindex.htmlというファイルを閲覧するという意味です。
★ホームページの大まかな構成★
ホームページは複数の
HTML文書(ファイル、Webページ)を
リンクすることによって構成されます。
ブラウザ(Webページを閲覧するためのアプリケーション、IEなど)に
表示されるのは一つのファイルなので、それをファイルとファイルをリンクさせることによって一冊の本のように閲覧することが可能となります。
★ホームページ公開までの流れ★
- ホームページ作成に必要なものを準備
- ホームページのテーマ構成デザインを考える
- Webページの作成
- 公開スペース(サーバー)の確保
- 公開スペースにファイルの転送(フリーの転送ソフトを使います)
- ちゃんと表示されているか確認
まず、ホームページの作成に取り掛かる前に以下のことを準備、確認しておきましょう。
★ホームページ作成に必要なもの★
- Internet Explorer(IE) などのブラウザを使います。
作成途中のHTML文書をブラウザでどのように表示されるかを確認できます。
- テキストエディタを使います。HTML文書はテキストエディタに記述します。Windows の場合はメモ帳
([スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[メモ帳])、Macintosh の場合は SimpleText を使います。
HTMLなどの入力補助機能が付いているテキストエディタもフリーソフトであるのですが、
まずはHTMLの基本を覚えないと使えないでしょう。
★ファイルを収めるフォルダを作る★
- 今から作成する各種ファイルを格納するためのフォルダを作成します。(説明は全てwindowsの場合です)
- (C:)ドライブの直下にhomepage(半角で)という名前のフォルダを作成します。
- [マイコンピュータ] の中の [ドライブ(C:)]または[ドライブ(D:)] を選択してください。
(もしもの場合にフォルダが消えにくいからです)
- エクスプローラの上のメニューから [ファイル]→[新規作成]→[フォルダ] を実行してください。
- [新しいフォルダ] が作成されます。[ファイル]→[名前の変更] で、フォルダの名前をhomepageに変更してください。
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※ファイル名はすべて半角英数字、記号はハイフン(-)、アンダーバー(_)だけを使って記入してください。(スペースも使えません)
★拡張子を表示しよう★
- 拡張子とは、ファイル名末尾の .txt や .html などの文字符号で、そのファイルの種類を表します。拡張子は非常に重要です。下記の手順で拡張子を表示するモードに変更しましょう。
- エクスプローラの [ツール]→[フォルダオプション] を実行してください。
- [表示] タブの中の [登録されている(ファイルの)拡張子は表示しない] をオフにして [OK] ボタンを押してください。
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ホームページの内容を考える際に参考にして下さい。
★テーマを決める★
- 何よりも最初にホームページの「テーマ」を明確に決めておく必要があります。その「テーマ」
を明確にすることによって、ホームページ全体のレイアウトやコンテンツ、訪問数も多少決まって行きます。
- 最初はまず日記や個人的ホームページからはじめていきましょう。そこのサブコンテンツで何かの情報をコツコツ集めたりして
少しずつホームページ制作に慣れていくことが大切です。どのサイトも初めから多くのユーザーに利用されていたわけではなく少しずつコンテンツ
を充実させていき少しずつ更新していき少しずつアクセスが増えていくものです。マイペースに「テーマ」にする情報を集めていくのがコツです。
- 多くのユーザーは「役に立つ」または「面白い」情報を求めて
Webにアクセスするのですから、多くの訪問数を獲得したいなら、「役に立つ」または「面白い」情報に重点を
置いて考えたほうが良いと思われます。
★浅く広い知識は無意味★
- 一つのサイトに浅く広い知識のコンテンツをたくさん作っても、その他の一つのサイトの一つの深い知識には到底かないません。
ユーザーは、より自分に合う深い知識の方へと流れて行くでしょう。
- 個人で作るホームページには時間と労力に限界がありますから、例えば「詩」をテーマに掲げて「恋愛の詩」、「友情の詩」と
コンテンツを作っていくよりは、「恋愛の詩」などをテーマにして作成、公開してから徐々にホームページを盛上げていったほうが
失敗や挫折は少ないでしょう。
- ナンバーワンよりオンリーワンを目指しましょう。そこにしかない情報(テーマ)があれば自然と訪問数が増えていくでしょう。
★人にわかりやすいサイト構造分類★
- ユーザーにとってわかりやすいサイト構造(カテゴリー)に分けることによって、利用する目的を
明確にしておきます。方法は以下の通りです。
- 分野
「社会」「経済」「政治」「国際」「科学」「文化」「芸術」など。
- 地域
「国・地域」「都道府県」「市町村」など。
- 機能
「売りたい」「買いたい」など。
- 対象
「男性向け」「女性向け」「初心者向け」など。
- 時間
「年月日」「時刻」など。
- 字音
「五十音」(あいうえお〜わをん)や「アルファベット」(A〜Z)など。
- 値
「1,000円以下」「1,000円以上」など。
- 重要度
「1位〜10位」や、「必須」「優先」など。